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2011-06-27

福島空港!

6月25日(土)の福島空港でのイベントに来てくださったみなさま!
本当にありがとうございました!
雨にも関わらず、たくさんのお客様がいらっしゃいました。
空港の近くに住んでいる方から、遠く大阪からこのイベントだけのために来られた方もおられました。

イベントはかなり盛り上がり、お客さんとの距離も近い雰囲気で超楽しかったです〜!!

当日は朝4:30に起床。あれこれ積んだ車で空港まで行きました。
ホントは早く行って、大喜利のリハーサルをやろうと思ってたのに、
会場のセッティングに時間がかかり、結局ぶっつけ本番になりました(^^;)
何しろの設営も、素人の集まりの漫画家が自分でやるんだもん。時間もかかって当然です。

今回のイベントに参加されたのは麻宮騎亜、岩本佳浩、こうの史代、
ときた洸一、とだ勝之、長月みそか、杜野亜希、
(敬称略・あいうえお順)の漫画家7名の他、マクロスのプラモのパッケージデザインなどをされている天神英貴先生が急遽参戦。合計8名でサイン会をすることになりました。

結局11:00を少し回ってグダグダな感じで開会宣言をするとお客さんから拍手が沸き上がりました(笑)

各先生方の前には行列が出来ましたが、とだの前には… あれ?誰もいない!!
と言うとても切ない感じでスタート(;_;)
最初に並んだ人のリクエストは…
「ガンダム描いてください」

あ、あの〜わたしガンダム作家じゃないんですけど…(^^;) 描きますけど…

そして12:30からは 漫画家大喜利!
開始前、大まかな流れはみなさんに一応説明しましたが、リハーサルなしの本番です。
しかも、イベント見た人は「和気あいあいで、みんな仲良しの漫画家グループなんだなぁ」と思われたかもしれませんが、初対面の人いっぱいですよ!
とだも、麻宮先生、天神先生、長月先生とは今回初めてお会いしました。

大喜利はだいたいこんな流れです。

(1)会場にいるお客さんに漫画家に描いて欲しいものを聞きます。
とだ「漫画家ですから、どんな絵でも完璧に描けます!!何でもリクエストしてください(ハードルUP!)」

(2)お客さんにそれがどんなものか説明してもらいます。
とだ「ただ、いくら漫画家でも知らないものは描けません。なので、例えばそれが『象』だったら、『鼻が長くて〜耳が大きくて〜足が5本で〜(小ボケ)』と説明してください。知らない漫画家さんはその情報を元に描いてもらいます」

(3)時間は1分。

(4)8人が描いた絵の中で、一番気に入った絵を持って帰ってもらいます。(笑点で言う「座布団1枚!」)
一番たくさんもって帰ってもらえた漫画家さんの優勝です。

(5)逆に一番ひどいと思った絵をお客さんの拍手で選び、ホワイトボードに貼ってさらしものにされると言う罰ゲーム(笑)

と言う内容をとだの軽妙なトークでたどたどしく説明。
いよいよスタート!
最初のリクエストは「飛行機」。
これは得意な先生がたくさんいるぞ!!
1分の戦いの間、描いてる過程をビデオカメラでモニターに表示されます。
それを見てお客さんは笑ったり簡単の声を上げたり。
しかし!漫画家たちはそれどころじゃなく必死で筆を進めます。

そして1分後、みなさんの力作を披露!
結果!見事とだの描いた飛行機がワーストに選ばれました!!\(T▽T)/
おかしいなぁとだの絵をベストに選んでくれたらアメをあげるって言ったのになぁ。
いまどきの子供はアメじゃ喜ばないのかな?(笑)

その後「ツバメ」「ウルトラマン」「馬に乗るカッコイイぼく」などのリクエストが続き、わずか20分ほどの第1回大喜利は盛況のうちに終わりました。
ちなみに1回目の優勝は麻宮先生と天神先生(だったと思う)。
ワーストはこちら!(写真:ときた洸一先生の奥さん)

左から岩本先生「ツバメ」、杜野先生「ウルトラマン」、天神先生「馬に乗るカッコイイぼく」、とだ先生「飛行機」

どうかな〜50人くらいお客さんいたでしょうか?
素人の仕切りでしたが、こんなにスムーズにイベントが進行した影には、プロの存在がありました。
リクエストするお客さんへのインタビューや、待ってる間の時間つなぎを、洋画の吹き替えなど中心に声優をされている 水落幸子さんが引き受けてくださいました。
まるで前もって念入りに打ち合わせをしていたかのように、漫画家の紹介や、実況をよどみなく話され、プロの技術に驚嘆しましたですよ〜
もちろん水落さんも、交通費から何から全くの自腹ノーギャラでご協力くださいました。
水落さんいきなりの依頼を快く引き受けてくださって、本当にありがとうございました。

そしてサイン会を再開するも、13:30すぐにまた第2回漫画家大喜利開始です。
2回目は場も温まり、漫画家のみなさんも様子が把握できたところで、本領発揮!
1回目で「一番ヒドい絵」に選ばれた一部の漫画家さん(とだです!)からのクレームにより、2回目は「一番面白かった絵」をお客さんに選んでもらうことにしました。
これって逆に「上手くも面白くもない絵」だった漫画家さんが、より落ち込むことになるのでは!?(笑)

と言うわけで、各漫画家さんは1回目に負けない本気度で、「UFOと宇宙人」「自爆ボタン」「ビール」「魔法少女」などのリクエストに爆笑回答の数々。
特にときた・岩本両先生の絡みと、麻宮・天神両先生のライバル心が面白かったですね〜
当初「大喜利は無理だと思うので棄権」と言っていた杜野・こうの両先生も、普段見られないユニークな絵を披露。特に「ウルトラマン」は傑作でした(笑)
そして長月先生は「かわいい担当」。あの魔法少女、是非新キャラで描いてください!!(写真がないのが残念)

大喜利終了後、サイン会はさらにアットホームな感じになり、
イベント終了時間の15:30の後、残ったお客さんによるジャンケン大会で、さらしものになったお客さんにおおウケだった作品をプレッゼント。
その後も直接交渉で大喜利の作品はファンの方にもらわれていきました。
全部記録残しとけばよかったなぁとちょっと後悔。

帰宅後、大喜利で使ったスケブを見ると、各先生方のレアな絵がいくつか残っていました。
特に、インタビューの仕事で終了時間前に会場を後にしたこうの史代先生の描いた作品は全部残っていました!
こうの史代先生の描いた「ウルトラマン」と「魔法少女」、こいつは激レアじゃないでしょうか?(笑) 魔法少女かわいい(^^)

※こうの史代先生の 許可なく掲載させていただきました(笑)
↑事後承諾頂きました

そんな感じでドタバタしながらも、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
自分たちのことに精一杯で、紙飛行機教室も、水谷学司さんのアコスティックライブもほとんど見られませんでしたが、
きっと会場に来られたお客さんも、たっぷり楽しんでいただけたんじゃないでしょうか?

こんなイベントなんて、被災地の復興には何の役にも立たないと言うことは十分理解しています。
漫画だって同じで、なくても生活するのに困るものではありません。
でも、漫画を読んで楽しい気持ちになってもらえれば、その人の生活も少し明るく、豊かな気持ちになれるものだと思います。
そういう仕事をしている漫画家ができる一番の支援は、やっぱり「元気の足しになること」だと思います。
そういう意味で今回のイベントも、「元気が出る絵」も、少しでもお役に立てていれば幸いです。

こういう機会を与えてくださった福島のみなさん、企画してくださった日本折り紙ヒコーキ協会の戸田拓夫会長に、漫画家一同を代表してお礼を申し上げます。
そしてイベントに来て、一緒に楽しんでくださったたくさんのお客さまに感謝します。
本当にありがとうございました!!

イラスト展は今後、山形空港へ行きます。8月には花巻空港、9月には仙台空港への展示も計画中。
今回のようなイベントを仙台でもできないかと、戸田拓夫さんは画策中。
もしまたサイン会&大喜利をやることになったら、絶対面白いのでもっともっとたくさん見に来てください!
凄いです! 漫画家は何でも完璧に描けると言うところを実感してください(さらにハードルを上げておく(笑))

最後に、お忙しい中積極的にご参加くださった各作家さまと、献身的にサポートしてくださったそのご家族・スタッフのみなさまにも、厚く御礼申し上げます。
とだ家の子供たち、奥さんも頑張ってくれました。ありがとう。

夜は漫画家とその連れ13人と、折り紙ヒコーキ協会関係者10名、福島空港の担当者さんら、24名で郡山の居酒屋で大打ち上げ!
福島のお酒や、地元の料理をたっぷりいただきました。
水谷学司さんが「雨上がりの夜空に〜福島紙飛行機イベントバージョン」を即興ライブ! メチャクチャ盛り上がりましたよ〜(^^) 最高!!

このあたりのことは、ときた洸一先生の奥さまが、詳しくツイートしています。
是非こちらを見て、イベントや打ち上げの雰囲気をお楽しみください→ときたまさん(Mana9625)のツイート

打ち上げ後、とだ一家と岩本先生、天神先生は近くのホテルで一泊。翌朝とだ一家は東京へ、天神・岩本両先生は仙台へ向かいました。
みなさまお疲れさまでした。

(追記)
コミックスの販売報告忘れてました。
「ホームセンターてんこ」17冊(各560円)、「Mr.釣りどれんEX」6冊(特別価格400円)合計11,920円売上、その5%596円を福島空港さん経由で寄付します。
また、コミックスの売上の15%と、同人誌の売上の残り全額、合計3,708円を福島県災害対策本部に寄付することにします。

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